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校長と現役参加者が語る

何も知らないでしょ?

サーキットを速く上手に、クラッシュを回避して走行する技術を習得するにはドリフト出来る事は当たり前です。まずドリフト走行がコーナリングであることを理解して頂く必要があります。サーキット走るなら「速く走りたい」「クラッシュ回避したい」「ドリフトを極めたい」「カッコ良く走りたい」など動機は様々ですが、サーキットデビューやドリフト練習によって身に付けるテクニックやスキルは動機や目的で変わるのでしょうか。ドリフトとグリップは違うテクニックなのでしょうか?

グリップというのは「タイヤが滑らない」という意味ではなく、タイヤの限界性能を出し切るテクニックです。ドリフトテクニックに駆動方式は関係ないのですが、話を明快にするためにリヤ駆動の話にしましょう。駐車場では極低速でハンドルをすえきりすると思いますが、この時に駆動輪であるリヤタイヤはグリップしておらず滑りながら駆動を生み出しています。では反対に極高速ではどうなのかと言えば、ドライバーが気付かないレベルで極低速と同様に滑り続けています。それに気付いた瞬間がテールスライドです。つまり「グリップは滑らせてはいけない」と主張する方がいれば、その方は鈍感なだけなのです。

アクセルコントロールでテールスライドを継続させるコーナリング技術をドリフトと呼び、アクセルのオンオフに限らずリヤタイヤが滑る状態をテールスライドと言いますが、最も大切なのは「アクセルコントロールによってスライド量を調整する技術」です。僅かなスライドコントロールを持続させるのがグリップ、大げさにテールスライドさせるのがドリフトです。
私のモータースポーツ経歴のほとんどはレースでドリフトを習ったことも教えたこともありませんでしたが、ある時にジムカーナがサーキット走行の基本練習に有効である事に気付き、ジムカーナをベースにしたドライビングスクールを開始しました。運転が上手い、サーキットが速いのはレーサーにとっては当たり前でしたが、指導者となれば大切なのは正しいことを解りやすく教える能力だったのです。私の場合はモータースポーツ系自動車雑誌に長く携わった経験とイベントプロデュース歴が役に立ったと思います。

私が、なぜドリフトスクールを実施できるのか疑問に思う方のために書き添えておきます。私のドリフトレッスン(過去のジムカーナスクールやサーキットレッスンを含む)に参加したことのある方、いわゆる門下生にはレース有名人、ドリフト有名人はもちろん、有名なドライビングスクール主催者や講師など数多くの方がいます。それぞれ私を超えて行った方々だと思いますが、その根底には私が皆さんに伝えたいモータースポーツドライビングの基本が根付いています。ドリフトはドライビングの目的ではなく手段なので、氾濫している情報を鵜呑みにしたり偏った練習ばかりするのではなく、様々な幅広い経験をして頂きたいと思います。

校長の履歴など

現役参加者の声(50代 医師)

午後練習、トイレコーナーのドリフトからのスラロームは荷重やタイヤの限界値、アクセルコントロール、ステアリング操作、感じたり得られることが凝縮していました。ロールを掛けながら進入し、ドリフトで大きく弧を描きながらゲートを通りパイロンをスラローム走行。
手前の細く曲がった連絡路では速度は稼げない、振り返しによる荷重移動を最大限利用しないとタイヤの限界値まで到達できない。 ドリフトできるギリギリの速度なのでハンドルをこじったりアクセルを急に開いてスライドのきっかけを無理に作ろうとすると途中で失速する。
舵角を一定にしてタメを作り荷重を逃さず、ゆっくりアクセルを開いてタイヤの限界値まで少しずつ近づけると、ゆっくりスライドが始まる、後輪のスライドに合わせてゆっくりカウンターを当て、スライドするタイヤを感じながら、じんわりアクセルを開けると、滑らかできれいな弧を描くドリフトにつながる。 スピンも失速も起こらない安定したドリフトは、孤の大きさも自由自在に、どこまでもドライバーの望むところまで伸びていき、その後に控えたスラロームへと十分な速度と角度で導いてくれる。
「この状態が今朝、校長先生が教頭先生に話していたゆっくりドリフトを移行させる、速く、美しいドリフト走行なんだ~」と感動。 今までの自分のドリフトは、ハンドルをこじったり、アクセルで無理やりドリフトのきっかけを作り、幸運にもスピンを免れると、失速しないかハラハラしながら無造作にアクセルをベタ踏みし、猛烈な早さでハンドルをぶん投げてはカウンターが間に合うようにと願う、運任せのドリフトをしていた。 内心「自分のドリフトってイマイチかっこよくないな~、田舎のヤンキーみたい」と思っていたこともあり、今回のドリフトで「自分のやりたいのはコレ!!、コレなんだよ~」と心のなかで叫んでしまいました。
もう一つのインコースのパイロン練習(飽きて途中でドリフトグループに逃亡しました。すみません)では、一見、二見、地味すぎる練習と感じましたが、初心の「タイヤと路面を感じて車と一体になる楽しさを味わう」に立ち返ったこともあり「そんなにアクセルをベタ踏みしてモクモク煙あげなくてもスライドするよ」「アクセル抜く量とゆっくり加減がきれいな振り返しを作ってくれるんだよ」「失敗してもトラクションさえ抜かなければ頑張って持ちこたえるよ」とタイヤに教えてもらえました。
スラロームは満足行くほどうまくはできませんでしたが、振り返しはパイロン練習でタイヤに教えてもらったアクセルコントロールが非常に役立ち「あぁ練習の選り好みをしてはいけないんだな~」といつも通り反省しました。
そして、帰り道に頭の中で猛研究し「スラローム成功の秘訣」に開眼しました。後輪のスライドはアクセル抜く+アクセル踏むで一振り(最外側で抜く→中間線で踏む→最外側に達してまた抜く)を構成していることに気付きました。パイロンを並べた中間線上を後輪をフリフリ振りながら進行するイメージが描けました。ということは目線は当然中間線上の先方のパイロンに固定すればよいわけで、このイメージができていなかったので、校長先生に「先のパイロン見とけや何度も言うが」と口酸っぱく言われても、車のスライドしていく先を凝視してしまい草むらに突っ込んだり孤が不揃いに大きくなったりしていたのです。多分、次回はスラロームもっとうまくできると思います、楽しみです。

(令和4年9月に校長あてに頂いたメールより)

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